寛永寺(台東区)根本中堂
- 1
- 130
mixiアルバム「上野山3 寛永寺」コピペ――
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000005453559&owner_id=32815602
2010年12月04日 14:40
10.11.11.
●江戸にあった徳川家の菩提寺のうち、増上寺は中世から存在した寺院だったが、寛永寺は天海を開山とし、徳川家により新たに建立された寺院。徳川家康・秀忠・家光の3代の将軍が帰依していた天台宗の僧・天海は、江戸に天台宗の拠点となる大寺院を造営したいと考えていた。
そのことを知った秀忠は、元和8(1622)年、現在の上野公園の地を天海に与えた。当時この地には伊勢津藩主・藤堂高虎、弘前藩主・津軽信牧、越後村上藩主・堀直寄の3大名の下屋敷があったが、それらを公収して寺地にあてたのである。秀忠の隠居後、寛永2(1625)年、3代将軍家光の時に現在の東京国立博物館の敷地に本坊(貫主の住坊)が建立された。この年が寛永寺の創立年とされている。当時の年号をとって寺号を「寛永寺」とし、京の都の鬼門(北東)を守る比叡山に対して、「東の比叡山」という意味で山号を「東叡山」とした。
※根本中堂が落慶したのは開創から70年以上経った元禄11年(1698年)、5代将軍綱吉の時。現在の上野公園大噴水のあたりにあり、重層入母屋造、間口45.5メートル、奥行42メートル、高さ32メートルという壮大な規模のものだった。中堂前には方形に回廊をめぐらし、正面に唐門が設けてあった。
●桁行(間口)、梁間(奥行)ともに七間(17.4m)、前面に三間の向拝と五段の木階、背面には1間の向拝があり、周囲は勾欄付廻縁をめぐらしているが、背面の廻縁は中央間の左右に木階を設けて、基壇面に降りるようになっている。
正面中央の三間等は桟唐土、その左右二間等は蔀戸、背面の中央間以外等は板壁となり、すべて素木のままである。
屋根は入母屋造、本瓦葺、二重たるきとし、細部の様式は和様を主とする。内部は内陣が土間で、外陣と同じ高さの須弥壇を設け、その上に本尊その他の仏像を安置している。
この内部の構造は中堂造と呼ばれ、天台宗独特のものである。現在は仮の床が張られ、内外陣共にすべて畳敷になっている。
慶応4(1868)年、現在の東京博物館前の噴水池あたりにあった旧寛永寺の根本中堂等が上野戦争の兵火に焼け、寺は現在地に移り、明治12(1879)年埼玉県川越市の喜多院の本地堂を移したのがこの本堂で、寛永15(1638)年の建造のようだ。
本尊の薬師如来三尊立像は、国重要文化財の指定を受けている秘仏である。
(他所様コピーm(_ _)m)
●近世を通じ、寛永寺は徳川将軍家はもとより諸大名の帰依を受け、大いに栄えた。ただし、創建当初の寛永寺は徳川家の祈祷寺ではあったが、菩提寺という位置づけではなかった。徳川家の菩提寺は2代将軍秀忠の眠る、芝の増上寺(浄土宗寺院)だったのである。しかし、3代将軍家光は天海に大いに帰依し、自分の葬儀は寛永寺に行わせ、遺骸は家康の廟がある日光へ移すようにと遺言した。その後、4代家綱、5代綱吉の廟は上野に営まれ、寛永寺は増上寺とともに徳川家の菩提寺となった。当然、増上寺側からは反発があったが、6代将軍家宣の廟が増上寺に造営されて以降、歴代将軍の墓所は寛永寺と増上寺に交替で造営することが慣例となり、幕末まで続いた。
※徳川将軍15人のうち6人(家綱、綱吉、吉宗、家治、家斉、家定)が眠っている。厳有院(家綱)霊廟と常憲院(綱吉)霊廟の建築物群は、旧国宝に指定されていた貴重な歴史的建造物であったが、昭和20(1945)年の空襲で大部分を焼失。かろうじて焼け残った建造物が重要文化財に指定され、一般公開はされていないが、厳有院霊廟の勅額門は、外の道路から見ることができる。
アルバム: 東京都2台東区/武州江戸
タグ: 2010年 うえの お寺 安祥松平家 円頓院 寛永寺 関東総本山 旧寛永寺 旧寛永寺子院群 旧上野寛永寺 旧跡 旧幕府軍 古戦場 古戦場跡 江戸 江戸城鬼門 江戸鎮護 合戦場 合戦場跡 合戦地 史跡 寺 寺院 寺社 慈眼大師 将軍家墓所 彰義隊 松平氏 上野 上野の山 上野の森 上野山 上野戦争 上野台 上野台地 上野忍岡遺跡 新政府軍 舌状台地 戦場 総本山 台東区 智楽院 天海 天海大僧正 天台宗 東叡山 東京 東京都 徳川 徳川家 徳川家綱 徳川家治 徳川家斉 徳川家定 徳川吉宗 徳川慶喜 徳川綱吉 徳川氏 徳川将軍家 徳川将軍家歴代墓地 南光坊天海 忍岡 秘仏 武州 武蔵 武蔵国 武蔵野台地 平成22年 戊辰戦争 幕府軍 薬師如来 歴史 圓頓院
お気に入り (1)
1人がお気に入りに入れています
コメント (0)
まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。